TECHNOLOGY

仕組み

カプセルの内部は、実体ファイルの倉庫ではありません。識別情報を記したメタデータ部と、それを解決するカプセルエンジン部を主とした構造です。

カプセルの3つの構成要素

メタデータ部
コンテンツを構成するデータやプログラムに固有の識別情報(URL / URN / DOI)、表示順やレイアウトなどの処理情報、タイトル・作成者などの属性情報を記述します。カプセルが運ぶのは、この「設計図」です。
カプセルエンジン部
識別情報を解読し、外部ストレージから実体を取得して処理する頭脳です。識別情報がURLなら直接、URNなら一旦ディクショナリ(メタデータ・リポジトリ)に所在を照会してから取得します。
データキャッシュ部
必要に応じて、一部の実体だけをカプセル内に同梱できます。テキストは同梱し動画は外部から取得する、非公開の特殊なソフトウェアだけを同梱する、といった柔軟な設計が可能です。

環境適応 ─ 端末がカプセルに合わせるのではなく

カプセルエンジン部は、自機がPCかタブレットかスマートフォンか、OSやブラウザは何か、通信環境はどうかといったデバイス環境情報をディクショナリに送信します。ディクショナリは環境に適応したバージョンの実体、あるいはその所在を回答します。

表示に必要なプログラムが端末に導入されていなければ、エンジンがそれも自律的に収集します。利用者は事前に特定のアプリを準備する必要がなく、どの環境でも作成者の意図通りにコンテンツが表示・動作します。

再配布と利用履歴の一元化

カプセルの作成・配信に専用サーバは不要です。作成したカプセルはSNS・ブログ・メール添付・Webサイト・端末間の直接通信・記憶メディアなど、任意の経路で配信・配布でき、受け取った利用者がさらに再配信できます。

各カプセルには暗号化等により変更不可能なユニークIDと受渡し記録機能を埋め込めます。何次配布されたカプセルであっても、同一IDの利用ログが配信元に集約されるため、分散・複製・再配布されたコンテンツの利用履歴を一元的に把握し、コンテンツの改善に活かせます。

学習履歴に応じた動的な進化

eラーニング用途では、学習履歴の収集機能をカプセルに埋め込むことで、学習の進捗に応じて補習資料や補助教材を追加取得する、といった動的にパーソナライズされる教材を実現できます。集中管理型のLMSを構築・維持することなく、多様なオンラインコースを安価に提供できます。

集中管理型との比較

従来: 集中管理型サーバ・クライアント方式

  • 全機能・全コンテンツを一つのシステムに集約
  • 機能追加のたびにシステムが肥大化・複雑化
  • 耐障害性の確保・安定稼働のコストが高額
  • 一度導入すると他システムへの移行が困難

Content Capsule: 非集中型アーキテクチャ

  • カプセルは識別情報のみ。小さく、軽く、配りやすい
  • インターネット上の多様な最新サービスを自由に組合せ
  • 専用配信サーバが不要。開発・運用保守の負担を縮小
  • SNS等の第三者プラットフォームでそのまま配信可能

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